両親から譲り受けたロレックス3本|結婚祝いのコンビのデイトジャスト

親から譲り受けたロレックスを、どう扱えばいいのか。オーバーホールに出すべきか、傷や色の変化はそのままでいいのか。実はこのブログを始めたきっかけも、ロレ男が両親からロレックスを譲り受けたことでした。この記事では、その実機のうち3本を紹介します。分かることは3つです。①バブル期前後に憧れの象徴だったコンビのデイトジャストがどんな時計か、②長年オーバーホールしていない時計を受け継いだときに考えたこと、③生まれ年の時計を探す人にとって、この年代のデイトジャストがどういう存在か、です。
ロレ男がロレックスを好きになったきっかけは、両親から譲り受けた4本
ロレ男の手元には、両親から譲り受けたロレックスが4本あります。このブログの発信は、ここから始まりました。
今回はそのうち3本を紹介します。4本目は、それだけで1本の記事にしたいほどのモデルなので、記事の最後で少しだけ予告させてください。
どちらかというと、ロレ男自身のコレクション紹介です。ただ、親の時計を受け継いだ人が同じように迷うであろうこと(オーバーホール、文字盤の変化、保証書の扱い)も、実際に考えた順番で書いていきます。
| 1本目 | 2本目 | 3本目 | |
|---|---|---|---|
| モデル | デイトジャスト(ボーイズ) | オイスター パーペチュアル デイト | デイトジャスト(レディース) |
| 素材 | コンビ | コンビ | コンビ |
| 文字盤 | シャンパン | シャンパン | 白・ローマ数字 |
| 譲ってくれた人 | 両親 | 両親 | 両親 |
※コンビ=ステンレスとゴールドを組み合わせた仕様のことです。
1本目・2本目:スイスで買ったコンビのデイトジャストとオイスター パーペチュアル デイト
1本目と2本目は、両親が結婚記念のタイミングでスイスへ行ったときに購入した2本です。父と母、どちらもコンビのモデルで、文字盤はそろってシャンパンの色合いです。
1本目は、デイトジャストのコンビで「ボーイズ」と呼ばれるサイズのモデルです。ボーイズは、メンズとレディースの中間にあたる大きさを指す呼び名で、このモデル自体は今はもう新品では作られていません。
2本目は、オイスター パーペチュアル デイトのコンビです。デイトジャストと同じく日付表示が付いた3針のモデルで、並べると兄弟のような雰囲気があります。
- どちらもステンレスとゴールドのコンビ
- どちらもシャンパン文字盤
- 両親が結婚記念のスイス旅行で買った2本

シャンパン文字盤の縁の色が変わってきた——エイジングを「育てる」楽しみ
受け継いだシャンパン文字盤をよく見ると、縁のあたりの色合いが少し変わっていて、剥げたようにも見える部分があります。どうやら、日差しの当たり方によって少しずつ変化していくものらしいです。
こうした経年変化は「エイジング」と呼ばれ、ヴィンテージの時計では、その個体だけの味として好まれることがあります。ロレ男はまだエイジングの途中だと感じていて、この文字盤を少しずつ育てていきたいと考えています。
ここで判断に使ってほしいのは、「色が変わった=傷んだ」とすぐに決めつけない、という点です。気になる変化があっても、直す・交換する前に、それがその時計の味なのかどうかを一度考えてみてください。
3本目:白いローマ数字文字盤のレディース デイトジャスト
3本目は、女性用のデイトジャストです。白い文字盤にローマ数字のインデックスが入った、コンビのモデルです。
今はヨメッチが着けることがあります。シャンパン文字盤の2本と比べると、白い文字盤は明るく、服を選ばない印象です。
レディースのデイトジャストは、今も文字盤の色やサイズの選択肢がとても多いモデルです。現行モデルでどんな色が選べるのかは、下の記事で型番ごとにまとめています。
👉 デイトジャスト レディースの人気色を型番別に|31mm・28mmの定価と選び方デイトジャスト レディースの人気色を型番別に|31mm・28mmの定価と選び方結婚指輪の代わりだった時計を、結婚祝いに譲ってもらった
今回いちばんうれしかったのは、譲ってもらった経緯そのものです。両親は、結婚指輪の代わりにこのデイトジャストを着けていました。その時計を、ロレ男とヨメッチの結婚祝いとして譲ってもらったのです。
しかも保証書がきちんと残っていて、どこで・いつ購入したのかという履歴も分かります。時代をまたいで、両親が使っていた時計を自分たちが使えること自体が、この時計のいちばんの価値だと感じています。
親の時計を受け継ぐ予定がある人は、時計本体と一緒に次のものがそろっているかを確かめておくと、後で困りません。
- 保証書(ギャランティ):いつ・どこで買われた個体かを確かめる手がかりになる
- 箱や付属品:保管の目安や、当時の雰囲気を残す品として
- 修理・点検の記録:これまでに手を入れたかどうか(次のオーバーホール先に伝える情報になる)
オーバーホールを一度もしていないのに、今も動いている
驚いたのは、両親の話では一度もオーバーホールに出していないのに、今も動いていることです。ロレックスの作りの精密さには、本当にびっくりしました。
ただし、「動いている=大丈夫」とは限りません。オーバーホール(分解掃除)は、内部の油切れや、防水を支えるパッキンの劣化を防ぐためのメンテナンスで、どちらも外からは見えません。現行モデルは約10年ごとの点検が目安とされていますが、古い世代の時計はより短い間隔を勧められてきました。
実際、先日この時計を正規店に持って行ったときも、そろそろオーバーホールに出してくださいと案内を受けました。
| 確認したいこと | 理由 |
|---|---|
| 最後にオーバーホールしたのはいつか | 間隔が空いているほど、内部の油切れやパッキンの劣化が進んでいる可能性がある |
| 保証書・修理記録が残っているか | どこまで手が入った個体かを修理店に伝えられる |
| 普段着けるか、しまっておくか | 着けて使うなら、防水や精度の点検を早めにしておきたい |
オーバーホールはどこに出す?「味」を残したい人が確かめておくこと
ロレ男が迷っているのは、どこに出すかです。正規のサービスでオーバーホールに出すと、これまで味だと思っていた部分まで新しくなってしまう場合がある、という話を聞くからです。
そこでロレ男は、信頼できる修理の専門店に任せることを考えています。「ポリッシュ(ケースの研磨)はしないでほしい」など、手を入れる範囲について細かい希望を相談できる店を選びたい、という考えです。
ここは、エイジングを残したい人が店を選ぶときの判断材料として読んでください。どちらに出す場合でも、預ける前に次の点を確かめておくと、「思っていた仕上がりと違った」を防ぎやすくなります。
- 研磨(ポリッシュ)をするかどうか、しない指定ができるか
- 文字盤や針など、元の部品を残してもらえるか。交換が必要な場合は事前に連絡をもらえるか
- 見積もりの段階で、作業内容を説明してもらえるか
正規と専門店の費用や違いは、下の記事で整理しています。
👉 ロレックスのオーバーホール費用と周期|正規と専門店の違い・日常のお手入れロレックスのオーバーホール費用と周期|正規と専門店の違い・日常のお手入れ当時はコンビのデイトジャストが憧れの象徴だった
両親の話を聞いていると、当時はコンビのモデルがとても憧れの存在だったようです。実際、その年代のロレックスを見てみると、コンビのデイトジャストがよく出回っている印象があります。
逆に、スポーツモデルはその時代にはあまり出回っていなかったようです。これはロレ男自身の感覚と、正規店の店員さんに聞いた所感を合わせた見方ですが、日本国内の中古市場では、この年代のデイトジャストは見つけやすい部類に入るのではないか、と感じています。
バブル期に黄色いゴールドとステンレスのコンビ、シャンパン文字盤のデイトジャストが流行した流れは、デイトジャストの解説記事でも触れています。
👉 ロレックス デイトジャストとは?歴史・ブレスの違い・相場と世間の評価を解説【初心者向け完全版】ロレックス デイトジャストとは?歴史・ブレスの違い・相場と世間の評価を徹底解説
👉 ロレックス 16233(デイトジャスト コンビ)とは|特徴・現行126233との違い・中古の選び方ロレックス 16233(デイトジャスト コンビ)とは|特徴・現行126233との違い・中古の選び方親の時計を受け継いだ人が、いちばん気になるのは「この時計、今いくらくらいなんだろう」ということかもしれません。売るためではなく、保険をかけるとき、家族で今後の扱いを話し合うとき、オーバーホールにどれくらいお金をかけるか考えるときの目安として、今の相場を一度知っておくと判断しやすくなります。この年代のコンビのデイトジャストの代表的な型番である16233の買取相場や、デイトジャスト全体の買取相場は、複数の買取店の公開データをもとにまとめています。手元の1本の目安をもっと正確に知りたいときは、買取店の無料査定で金額を見るだけ、という使い方もできます。査定額を見るだけなら、時計を手放す必要はありません。
生まれ年の時計(バースイヤーウォッチ)を探す人へ
自分の生まれた年に作られた時計を探す「バースイヤーウォッチ」を考えている人にとって、上の話は判断材料になります。たとえば1980年代生まれの人が探す場合の目安は、次の通りです。
| 探したいモデル | 見つけやすさの目安(ロレ男と店員さんの所感) |
|---|---|
| コンビのデイトジャスト | 当時よく出回っていたので、比較的見つけやすい部類 |
| スポーツモデル | 当時の流通がもともと少なく、レア度が高くなりやすい |
生まれ年の1本を早めに見つけたいならデイトジャスト、時間をかけても特定のスポーツモデルにこだわりたいなら、じっくり探す覚悟で臨む、という考え方です。年代ごとのデイトジャストやスポーツモデルの特徴は、次の記事が参考になります。
👉 ロレックス 1601(デイトジャスト)とは|年式の見分け方と相場を分ける要素ロレックス 1601(デイトジャスト)とは|年式の見分け方と相場を分ける要素
👉 ロレックス GMTマスター 16750とは|前期・後期文字盤の見分け方と1675との違いロレックス GMTマスター 16750とは|前期・後期文字盤の見分け方と1675との違い4本目は次回:当時は安売りされていたのに、今は評価がまったく違うモデル
最後に、4本目の予告です。このモデルは、当時はあまり人気がなく、むしろ安売りされていたくらいの時計でした。ところが今は、評価がまったく違うモデルになっています。
このモデルについては、査定に出した体験談と一緒に、あらためて1本の記事にまとめる予定です。どのモデルか、ぜひ予想しながら待っていてください。
まとめ
- ロレ男が両親から譲り受けたロレックスのうち3本は、すべてコンビ。シャンパン文字盤の2本は、両親が結婚記念のスイス旅行で買ったもので、結婚指輪の代わりに着けていた時計を結婚祝いとして譲ってもらいました。
- 長年オーバーホールしていなくても動いていましたが、正規店で案内を受けたことをきっかけに、エイジングを残せる修理先を検討中です。預ける前に「研磨しない」「部品を残す」などの希望を伝えられるかを確かめるのが大切です。
- 当時はコンビのデイトジャストが憧れの象徴で、この年代のデイトジャストは比較的見つけやすく、スポーツモデルはレア度が高くなりやすい、というのがロレ男と店員さんの所感です。
次の一歩として、親の時計を受け継いだ人は、まずオーバーホールの費用と周期を確認してから、預け先を選んでみてください。また、4本目は査定に出した体験談と一緒に紹介する予定です。それに備えて、まずは自分の時計と同じ型番の買取相場を一度のぞいておくと、次の記事がもっと身近に読めるはずです。
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